夜更かし、それは特別なことだと思っていた
「早起きは三文の徳」
夜、寝るのがもともと嫌いだったのかもしれない。
眠くはなる、布団にも入れる、
しかし。どうしても寝る前に少しスマホを。
いやいや、もう少しだけやっぱりパソコンを。
今日は寝ようと思っていた。
早く寝て、早く起きて、自分のやりたいことをやるんだ。
朝起きて筋トレしてから行くぞ。
意気込みはいつだってすごい。
その意気込みも、なぜか朝、目覚ましがねて眠い目をこすりながら、
もうひと眠り入ってしまう。
結局起きるのはいつもと変わらない、
ぎりぎりの時間であった。
何故だろう。
早く寝ようと思っても寝れない。
無理やり目覚ましで起きた時には、
頭はあまり働かない。
自分の十分な睡眠が得られていないから。
なぜ寝れないんだろう。
なぜ起きれないんだろう。
社会人一年目、二年目。
現場の朝は早い。
8時朝礼、ラジオ体操は絶対である。
朝のゲートのカギを開けることだったり、
そこから朝の作業の段取りをしたり、
そう考えると8時前に来ていたのではてんやわんやで、
最低でも7:30着であるべきだろう。
現場も一時間かかることも少なくなかったし、
せめて6時過ぎぐらいには起きる必要があった。
朝が弱かった。
自分を夜型だと思っていた。
夜寝ることも渋っていたし、
朝は少しでも多く寝ることが重要だと思っていた。
私は早く寝ることに対して、
「時間を損している」
と、いう感情をなぜか昔から持っていた。
寝てしまうと、そこで一日が終わり次の日になってしまう。
日が変わり、1時や2時まで使わないともったいない。
せっかく今日という日がまだあるのに、
なぜ眠ってしまうんだろうか。
今日はまだ終わっていない、まだやれる。
遊んでおかないと、自分の好きなことしておかないと、
明日も仕事して、帰ってねるだけになってしまう。
しっかりやりたいことやらないと、割に合わんぞ。
そんな気持ちだったのかもしれない。
小学生の時も中学生の時も、早く寝るように言われていた。
だから、余計に夜更かしできるということに、
特別な感情を抱いていたのかもしれません。
何か少し得した気分。
自分も大人になって自由に時間を使える。
誰にも文句を言われず、自分の好きなことができる。
そんな時間を求めていたのかもしれない。
ただ、一日の中で自分の好きなことをする時間、
これを絶対に手放したくなかったんだろう。
早寝に対する抵抗がなくなったのは、
本当に最近のことです。
早起きして早朝の4時や5時という時間は、
一切誰にもじゃまされることのない、
本当に自分だけの時間。
自分のしたいこと、今やりたいことに
全ての情熱を注いで集中できる。
寝る準備というのは、
すでに次の日のスタートの準備。
時間を無駄になんてしていなかった。
むしろ、自分と向き合う最高の時間。
脳もリフレッシュされ、より創造的な思考もできる。
早起きの徳は、三文なんてものではなかった。
何倍も何十倍も徳を感じている。
私の単なる認識違い。
早寝早起きに対する、
「考え方、捉え方の違い」
ただそれだけだったのかもしれません。
現場からは以上、では本日もご安全に!('◇')ゞ
"good luck, have fun"(それでは、楽しんで)