現場監督が読書しながら執筆する『一日半歩』

現役現場監督。設計も施工も、現場の第一線で日々奮闘中です。家族とアメフトに情熱を注ぎ、メモと読書を自分のものにする。何気ない日常の出来事を、一つのストーリーとしてアウトプットする。そんな発信の場をつくっていきます!

映える、日本のこころ

 

 

「映える」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう日本全国共通の言葉ではないかと言わんばかりに、

その言葉は名が知られている。

老若男女問わず使われるし、意味もおおよそ理解している。

 

 

SNSが急速に成長し、

個人の発信がより自由になっていった。

自分のライフスタイルや気に入ったものを紹介したり、

かわいいもの、キレイな写真を上げたり、

個人の興味によって自由に発信ができる。

 

これはとても素晴らしいこと。

 

こうやって今ブログを書いてSNSで発信して、というのも、

自分の価値観の表現だったり、

自分という人間の考えていることをもっと外に発信したい。

体験のアウトプットの場として使いたい。

そういう思いから来ているのだと思います。

 

 

そして、大多数の目に触れるということ。

賛否両論の意見があり、賛成があれば反対があるのは当たり前。

人の目に触れるところに出すというのは、

自分を試す、自分を確かめる行為であり、

やはり自分の中にとどめているだけではなく、

他人の目で見てもらってわかることも多い。

見られることによる評価だったり反応、緊張感。

今のSNSはアナリティクスで簡単に自分の発信に対する反応をみることができる。

 

自分自身の体験を発信して、

世の中ではどんな反応が得られるか。

 

 

 

 

 

「とにかく市場に出せ」

 

 

 

 

 

これが大事。

私はそう学びました。

 

 

小さければ小さいほど、

個人であれば個人であるほどです。

とにかく人の目に触れるところに出しまくる。

何か不備があれば修正していけばいい。

70%~80%の完成度でもいい、

自分の中で期限をきって更新ボタンを「ポチッ」としてしまう。

 

SNSは簡単に自分を発信できる場。

気張っていてもしかたがないし、最大限活用しと考えるなら、

 

「とにかくアウトプット」

 

見る側よりも、発信する側の方が得られるものが多い。

日々そう感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「映えたい」

 

「よく見られたい」

 

「かわいく撮りたい」

 

「きれいな景色を見せたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなものでも「映え」につながる要素になりうる。

 

 

料理が来れば写真を撮るし、

かわいいお店があれば写真を撮る。

 

 

 

 

 

 

 

今朝、

情報番組を見ていたら、

「マウント」という言葉が取り上げられていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マウント」・・・相手より自分が優位であるということを示す心の表れ

 

 

 

 

 

「こんな高級なランチしてます、ブランド物買ってもらいました」

お金ありますマウント

 

 

「旦那がこんなこと言ってて~、あ、そういえば結婚まだでしたっけ?^^」

結婚してますマウント

 

「ボーナスいくらおもらった?実は今の時期なのに○○ぐらいでてさ~」

ボーナス高いですマウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、なんか、

なんでもありなんだなって感想です(笑)

 

 

 

自分はこんないい生活してます。

 

こんな素敵なランチ食べてます。

 

こんないいとこ行ってます。

 

 

 

 

個人が簡単に発信できるようになったからこそ、いろいろ出てくるんですね。

自分はそんなつもりなく、自慢でも何でもない。

そんな方も多いと思います。

 

人によっての受け取り方の違いも大きいと思いますし、

「マウント」のように聞こえる人は聞こえてしまう。

相手によってもそれは変わります。

自分の方が劣っている、ということを認めたくない、

嫉妬や妬みの感情も混じってると思います。

 

 

 

 

自分を受け入れてほしい。

 

自分を認めてほしい。

 

 

そんな欲求なのかもしれません。

これは、日本独特なとらえ方とも言えます。

欧米ではそもそも「マウント」なんて言葉存在せず、

日本人が「馬乗りになって一方的に相手を殴れる優位な体勢をマウンティング」と呼ぶように、

そこから来た日本特有の言葉のようですね。

 

欧米はもともと個人をより尊重し、自分を発信するのが当たりまえ。

お金をもってようが、いい服を着て、ブランドを身に着けて、

自分の好きな服を着て、自分を表現することは当たり前であって、

それを他人と比較してどうこうという考え方が根本にないそうです。

 

 

 

 

 

 

では、なぜ日本人は他人と比較して優劣をつけたがるのか。

 

 

 

 

 

一説によるとこれは、昔からの根強い日本人の精神にあるようです。

 

日本人には、

「へりくだる」「謙遜する」

といった考えが大昔から存在し、それが当たり前として備わっている。

決して自分を上げない。

他人から褒められても「いえいえ、私なんか大したことない、、、」

自分を上にあげず、相手を立てる。謙遜する。

この考え方が根本にあります。

 

 

その根本的な考え方からすると、

「すごいでしょ、キレイでしょ私」

という表現に対しては、どこか少し嫌悪感が残るのかもしれません。

これは当たり前のこと、といいますか、

日本という環境で育ってきたからこそ感じる、独特な感性なのかもしれませんね。

 

日本のマナーの考え方だったり、

昔から伝わる考え方。

武士の心だったり仏教の教えだったり。

本当に素晴らしい考え方、こんな考え方があるんだ、と感心しますし、

今の自分自身にとっても非常に勉強になっています。

そんな今の時代を生きてきて自分以外の感性に触れれる。

 

やっぱり読書はおもしろい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「日本のこころ」は素晴らしい。私は日本人であることを心から誇りに思う。

 

 

 

 

捉え方、受け取り方の違い。

他人と自分を比較すること、違うことを気にする必要はない。

多数決である必要はないし、

大多数だから正しいわけではない。

自分の考えを持ち、自分の頭で考えること。

そう思わないと、今より前へは進めない。

 

しかし、

「負けず嫌いの心」というのを忘れてはならない。

こいつには負けられないとか、あそこには絶対に勝つとか。

やはり勝負心をメラメラと燃やすというのはとても大きなエネルギーであり、

それがまた「切磋琢磨」ということにつながる。

 

 

 

 

なんかしっくりくる言葉って、昔から伝わる言葉だったりする。

 

うん、やっぱり日本の言葉って素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

現場からは以上、では本日もご安全に!('◇')ゞ

 

"good luck have fun"(それでは、楽しんで)

 

 

 

 

 

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