現場監督が読書しながら執筆する『一日半歩』

現役現場監督。設計も施工も、現場の第一線で日々奮闘中です。家族とアメフトに情熱を注ぎ、メモと読書を自分のものにする。何気ない日常の出来事を、一つのストーリーとしてアウトプットする。そんな発信の場をつくっていきます!

自分の城を守る

 

 

 

 

 

「デスクは、自分の城と思え。」

 

 

 

 

 

 

 

 

いつ攻め込まれるのかわからない。

自陣が見通しの悪いままでは、

いつ敵に入られても、内部で問題が起こっても、

気付くことすらできない。

 

 

 

 

 

 

早いとこ手を打ってしまわないと手遅れになる。

いつ何時でも、敵が攻め込んできたら一目でわかるように。

 

攻め込ませて、囲い込んで、

一網打尽にしてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝負は一瞬で決まる。

 

即決、即答。

 

 

 

 

目の前のことだけに集中する。

 

「今」を意識して、今の自分を感じ取る。

 

それが常に最善の策だ。

 

勝てる戦いに、しっかりと勝ち切ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私の机は、いつも溢れかえっていた。

 

学生時代、机の中も、カバンの中も、自分の部屋も、

これといって整理ができていた覚えはない。

 

「A型は几帳面」なんて誰が決めたんだ。

そもそも血液型程度の分け方で人間が決まるなんて思ってもないし、

血液型による性格診断なんかもあてにすることは昔から無かったように思う。

 

 

 

 

 

 

 

整理をするのが苦手だった。

 

いつも手の届く範囲にモノをおきたいタイプだ。

わざわざ出す時間を削減したい。

とんでもなくずぼらな性格でめんどくさがり。

常に最短、最速で終わらせたい。

 

字もキレイなわけでもない、

几帳面な部分など微塵もみえていなかったが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな学生時代を過ごしたまま社会にでたので、

もちろん仕事場のデスクの上なんて整理は行き届いていない。

書類は山積み。

どこに何があるのかもわからず、

渡された書類も宝探しの状態だ。

 

全部そのうち使うもの、捨てるようで捨てきれないから。

今度使うから、今日やるから、

何かと理由をつけては、山の上に積んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の朝。

 

朝一番のりで会社に到着した。

鍵を開け、階段を昇り、オフィスを歩く。

 

デスクは一番奥。

いくつの並ぶデスクを通り過ぎる。

誰もいないオフィスは静かで薄暗く、

時間が止まっているようだ。

 

 

歩きながらボヤっとした風景。

乱雑に並べられた書類。

山積みの机が並ぶ。

キーボードとモニターがギリギリおけて、

マウスを動かすスペースがかろうじてあるぐらい。

書類の上で書類を広げないとどうにもならない状態だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな違和感を感じた。

 

 

この光景を見て、乱雑なデスク、

仕事を任せる側はどんな気持ちだろう。

果たしてこの状況が、最適と言えるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人を変えることはできないが、人が変わることはできる。

 

自分の中に持ち続ける言葉の一つ。

 

 

この山積みの書類に対してどう感じているか。

今の違和感を見逃してはいけない。

 

いちいち出すのがめんどくさいとか、

明日使うからとか、

毎日使うからとか、

 

言い訳はいくらでも出てくるだろう。

 

 

しかし、明日のものは、明日出せばいい。

使うものは使う時に出せばいい。

 

デスクの上とは何もないのが当たり前。

という感覚をもたなければならない。

 

それが受け入れる体制を作ることであり、礼儀であり、

デスクが整理されてないというのは、

自ら自己管理ができませんという意思表示をしているのと同じこと。

 

そう感じ、自分を改めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今すぐに机の上から物を捨てましょう。

下らん言い訳を考えている場合ではないのです。

 

書類がたまっていき、あれもしないとこれもしないと、という状況に

これは自分の中で多分「自分仕事しているな」

とか、周りからも忙しそうでよく働いてるな、

なんて見られること、自己満の世界に浸っている、

そんな感情があると思っています。

 

 

私個人の意見ですが、

山積みのデスクの人は仕事の管理もできない、

だらだらと仕事したい生産性低い人なんだなっというイメージです。

汚くても仕事はできると思いますが、

これは心理的に沸くイメージであり、

パッと見た瞬間にいいイメージが沸くとは思えません。

 

 

 

 

メタボの体系、だらっとしたシャツで何も思わないことと同じで、

傍から見れば「自己管理もできない人なんですね」

という印象を与えても、文句は言えないと思っています。

 

(筋トレは生活の一部なので、やらない理由がわかりませんが、、、)

 

 

 

 

 

 

これはタバコによく行く人も近いものがあると思っていて、

リフレッシュだ、コミュニケーションだ、

現場にいたらもう9割ぐらいは喫煙者じゃないのかって思うぐらい

喫煙者が多いんですね。私は結局一ミリも吸う気が起こらなかったです。

何か「モノ」に頼らないと、自分をコントロールできないような、

どこか「モノ」に頼っているようなイメージが強いです。

 

タバコがないと上手いことコミュニケーションがとれない現場なんて、

それこそ異常事態ですね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デスクは、自分の城と思え」

 

いつでも戦える状態を維持する。

敵(仕事)が城(デスク)に攻め込んできたら、

即座に囲って一瞬で片付ける。

 

何が来ても対応できる。

そんな状態でいつもいたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここが、私の戦場。勝てる戦に勝ち切る。

 

 

 

 

よし、本日もご安全に('◇')ゞ

 

"good luck, have fun"(それでは、楽しんで)