現場監督が読書しながら執筆する『一日半歩』

現役現場監督。設計も施工も、現場の第一線で日々奮闘中です。家族とアメフトに情熱を注ぎ、メモと読書を自分のものにする。何気ない日常の出来事を、一つのストーリーとしてアウトプットする。そんな発信の場をつくっていきます!

#52 常識的な考え、当たり前の出来事。

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「常識というやつは、さほど常識的なものではない

 

    -Voltaire(ヴォルテール)ー

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「自分の『常識』こそ、まず疑うべきだったんだ」

 

 

 

普通

 

一般的

 

当たり前

 

常識

 

 

 

生活している中での常識。

それは暗黙のルールなのか。

いつ、どこで、誰か決めたものなのか。

 

その場その場の常識、ルール、文化、風習。

 

地域における文化でもあれば、

会社に存在する組織カルチャーもある。

 

 

 

 

その組織の文化が、

もっとも良い選択なのかはわからない。

 

「昔からそうだった」

「去年もそうだったから」

 

これらは前回に習え、で定められたものに過ぎず、

ただ考えることを放棄して、楽な方向に逃げただけ、

と捉えることもできる。

 

 

 

 

令和の時代。

とてつもないスピードで進んでいく。

常に最適解が変わっていくように、

常に自分自身も、組織も変わり続ける必要がある。

 

そう改めて感じさせられる一日だった。

 

 

「自分の常識を、まずは疑え」

 

 

 

自分の考える常識というのは、

自分の頭の中の知識の範囲内での思考にすぎない。

 

知らない知識の中に常により良い解があること、

それは忘れてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朝から現場につきっきりだった。

1現場を朝からある程度支持をして、

大体方向付けができて次の現場へ。

現地調査を終えて帰社。

 

スケジュール的には、

予想していた時間通り。

 

大体今日やるべきことも朝に時間を区切ってスケジューリングしておいたので、

それがカッチリはまりそうだ。

 

実に気持ちがいい。笑

 

 

 

 

 

帰ってきてコーヒーを一杯、一息つく。

コーヒーはブラックしか飲まないが、

これは全て頭を起こすため。

 

昼の15分程度の昼寝と、ブラックのコーヒー。

これがあれば昼からも万全の体制だ。

 

 

 

 

デスクワークをして時間過ぎる。

ふとトイレに行くため席を立ち、

用を足した帰りに、自動販売機のスペースへ。

その背面には小さなシンクと蛇口が一口。

急騰もついていて、お湯もでるタイプだ。

 

あまりここでお湯を入れる人はいないが、

手を洗ったり、歯を磨いたりと、

いろいろと活用されている。

 

あまり使うことがなかったが、

石鹸もあったので入念に手を洗っておこうと思って、

水色の水がでる線をひねった。

 

次の瞬間、

 

「あっっっついなおい!」

 

思わずひるんでしまった。

 

そりゃあそうだ、

水の栓をひねったはずが、

まさかの初手で熱湯クラスが出てきたのだから。笑

 

「こんなことあるんかい、、、全然予想してなかったわ、、、」

動揺を隠せなかった。

 

しばらく出していると、

湯気が出るアツアツのお湯から、冷水へと変わっていった。

 

 

 

 

私の頭の中の常識では、

お湯を出したいときに、最初に冷水がでることはあっても、

最初からお湯が出てきて、徐々に冷水になるパターンは考えたこともなかった。

 

 

 

 

 

 

「誰がこんな調整してんねん、、、笑」

 

そう、頭に無かった。

こうなると思ってなかった。

最初から水が出る物だと思い込んでいた。

自分の今までの経験からもそうだし、

常識的に考えて、そうあるのが当たり前だからだ。

 

 

 

こんなことがあったからって、

最初にいつも「熱湯が出るかもしれない、、、!」

なんて考える必要がある、なんてことではなくて、

想定外の事が起こってしまうと、人間かなり心が乱れてしまう

これを再確認する出来事だった。

 

 

 

 

特に、これは日本人によくあるみたいなのですが、

 

質問や提案をした時、

「Yes」という返答がある前提で物事を考えることが多いらしく、

「No」と言われた時の展開を全く想定できておらず、

動揺し、心が乱れてしまうパターンが多いそうなんです。

 

 

 

 

 

 

 

アメフトにおいてもこれは言えることでしょう。

 

戦術に戦術を重ねたようなスポーツですので、

常に相手がこっちへ来る可能性がある、

「こう来たらこう動こう」

「こんなことしてくるかもしれない」

いろんなパターンをプレイが始まるまでに想定しているんですね。

これがどれだけ全員で共有されていて、同じ解がもてているか。

全てが どこで、誰がフィニッシュするのか、が決められています。

 

最悪の事態を想定していたり、

特殊な陣形を想定していたり、

それは相手を分析したうえで、万全の対策を毎回講じます。

 

 

 

 

 

 

大事なのはどれだけのパターンのイメージを持つことができているか。

仕事においてもこれができているか、できていないかでは、

「トラブルが起こった時の対応」のスピードに関わてくるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「常識というやつは、さほど常識的なものではない

 

 

 

 

自分だけの常識ではなく、

回りからの意見を取り入れることも必要です。

 

三人寄れば文殊の知恵

 

なんていう言葉もあるように、

一人では考える範囲に限界があり、

より良いアイデア、イメージを持つには、

「仲間」が必要不可欠です。

 

 

 

 

それを私に学ばせてくれたのは、「アメフト」なのかもしれません。

 

 

 

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常により良いアイデアを求めて、変化を怠ってはならない。自分の常識の範囲に留まっていては、新しい発想は生まれてこないものです。

 

 

 

自分の知識の範囲外へ出ること。

まずは自分の常識を疑ってみることから始める。

未知の知を探し求め、

未だ自分も知らない自分を見つけること。

そこからまた新しいアイデアが生まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこんな時間ですね。

夜が明ければ明日は今日。

未来とは明日ではなく、今日からです。

 

それじゃあ、また明日会いましょう( ˘ω˘ )

今日も一日おつかれさまでした。