現場監督が読書しながら執筆する『一日半歩』

現役現場監督。設計も施工も、現場の第一線で日々奮闘中です。家族とアメフトに情熱を注ぎ、メモと読書を自分のものにする。何気ない日常の出来事を、一つのストーリーとしてアウトプットする。そんな発信の場をつくっていきます!

無意識な情熱

 

 

当たり前のこと。

 

言われたらちゃんとやる。

 

忘れないようにメモをとる。

 

社内で誰かにあったら挨拶をする。

 

机をキレイにする。

 

 

 

 

当たり前の普段の習慣の延長にいる。

毎日無意識で行っている行動がどこかで出てしまう。

 

当たり前の習慣というのは、最も基礎なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか、この状況は普通ではないのか」

 

 

今の自分の姿勢、情熱が一般の人を超えていた。

 

異常なまでの情熱注ぐそんな姿が、

周りにもしっかりと伝わっていた。

 

行動は意識を増幅させる。

そしてその情熱の異常なまでの量に、

周りまでもが巻き込まれ、周りの意識すら一緒にもっていく。

 

 

まるでセンスメイキングのように、

周りの人に何か影響を与えれる、

それだけ自分は本気で取り組めていた、姿勢からそう汲み取ってくれた。

そう思えた。

 

 

自分の行動の習慣化で、自分は少しは成長できたのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その日、

 

私は現地で打ち合わせをしていた。

 

オーナー、管理者、業者、

それぞれの目線から実際の工事内容の確認、使用の確認、

そして現地での対応が必要な場所、施工でどう納めるか。

 

写真をもとに、メールで質疑回答などでやり取りするのが主だが、

やはり実際に現場で自分の目で見て、どう対処するか、

そこで認識を合わせておく場合も必要だ。

 

「納まり」を考えるのは建築に関わる仕事をしていれば付き物で、

どの現場、物件でも納まりの話は欠かせない。

納まりをどれだけ理解しているかで、

建築についてどれぐらいの知識があるかが伺えるほど。

 

現場監督をする上では、

幅広い工種の納まりについても把握しておくことが求められる。

 

 

そんな打ち合わせの中で、メモは絶対的に必要だ。

決まったこと、確定できないことはいつまでに確定する必要があるか、

納まりが分かり辛ければ、手書きで簡単にスケッチして説明することもある。

 

私は、野帳を片手にひたすらメモをする、写真を撮りまくる。

 

「野帳」というのは、現場の方なら誰しも知ってるであろう

緑色の細長いメモ帳のことだ。

レベルブック、トランシットブックとも呼ばれる。

 

手に持ちやすく、異常な表紙の硬さに立ったままでもメモりやすい。

細長いし収納しやすく、持ち運びが便利だ。

ノートや手帳を現場で持ち歩くのはなかなか不便だったり、

たったままでの打ち合わせが多い現場打合せでは、

この野帳が圧倒的に力を発揮してくれる。

 

 

そんな野帳を片手にひたすらメモ。

決定したこと、決定しなければいけないこと。

次々に課題が出てきては決断していく。

後でどうだったかな、、、何言われたっけな、、、

なんて言ってる場合ではない。

 

記録をとることは、

最終的に自分を、会社を守ることにもつながりますね。

 

 

そんなメモしまくる姿勢ですが、

業者の方にも、

「めちゃくちゃメモするな自分笑」

なんてお言葉を頂きました。

 

 

そんなに何書くことあんねん?

ぐらいの感じで聞いたのかもしれない。

 

でも、

私は、この必死にメモしてやろう、

ここで話したこと一つ残らず書き残してやろう、

そんな姿勢が認められたような気がして。

 

無意識な行動で、これが私の当たり前だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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取り組む姿勢は見られている。そして感じ取られている。

 

 

 

 

情熱は周りを引き付ける。

無意識に習慣化された行動、その異常なまでの執着には

並々ならぬ情熱が含まれているのだと思う。

 

 

行動には意識が伴う。

そしてその情熱ある行動は、周りの意識までも変えてしまう。

 

情熱ある人間の周りには、同じ情熱を持った人間が集まり、

そして新たなコミュニティができていき、さらに高めあっていく。

 

 

今一度、自分が取り込んでいることに対して、

最高の情熱が注げているか。

今日のこの今が過去最高の自分であるか。

 

自分の情熱を認識していきたい。

 

 

 

 

 

よし、今日もやりましょか!(-ωー)