現場監督が読書しながら執筆する『一日半歩』

現役現場監督。設計も施工も、現場の第一線で日々奮闘中です。家族とアメフトに情熱を注ぎ、メモと読書を自分のものにする。何気ない日常の出来事を、一つのストーリーとしてアウトプットする。そんな発信の場をつくっていきます!

自分が知らないだけで、それは無意識に語られています。

 

 

 

「視線を熟知する、これがお客様を考えた究極の考え」

 

 

 

 

 

なんとなくスーパーに買い物に行く。

一人暮らしの時に買い溜めなんてするはずがない。

今日食べたいものを考えながら帰路につき、

帰り道のスーパー、あるいはコンビニでその日の夕食を調達する。

 

昼飯を考えることはあまりなかった。

300円程度の給食弁当を現場で頼むか、

コンビニ行けばサラダチキンにおにぎりと決まっていた。

 

買い物、

生きていく中でも必ずついて回る。

食料の調達がなくなることはないと思うし、

買い方は変わっていくけれど、

買うこと自体がなくなることはない。

 

頭を使えばお腹は減るし、

運動した後もお腹は減る。

なんなら寝て起きてもお腹はペコペコだ。

 

なにかを食べたいと意識して買い物にくる。

しかし、陳列されたものを見て、

 

「あら、今日はこんなものが安いのね~」

 

「この季節限定の味おいそうね~」

 

「あ、やっぱりこれにしようか」

 

 

 

目的とは違うものをついつい買ってしまいがち。

 

店頭にある目玉商品、

積み上げられた特売商品、

タイムセール、

 

買うつもりはなかったのに、

次々にかごへと入っていく。

 

レジ前のガムをとったり、

グミやチョコレートにそっと手が伸びることもある。

 

 

「こんな買うはずじゃなかったけどな、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これら全ての買い物は、

買う予定では無かったかもしれませんが、

お店の見せ方、売り方によって買わされている、

という解釈が正しいんでしょうね。

 

商品の陳列というのは非常に心理的な部分を考えられています。

視線の動きがすべて把握できるなら、

視線が多く集まる部分に売れ行きの商品をもっていくし、

広いフェイスを見せて人気商品と見せたり。

本当は多くの種類の商品を並べれるだけ並べる方が、

お客様は選べるし、すごく便利だと思いますが、

それもまた、売り手側の勝手な解釈にすぎないかもしれません。

 

 

深く考えたことはなかったけど、

この商品なんでここに並んでるんだろう。

 

なんでわざわざこんな積み上げて、、、

 

こんな高額商品誰がここで買うねん、、、

 

 

 

私自身、商品の陳列については関心もなかったのですが、

「この商品はなぜここに並べられていているんだろう」

「前のレジで並んでる人、ついでに手に取ってるな~」

なんて考えながら店内を見て回ると、

そこには「なぜ」がたくさん落ちていました。

 

人間の心理的な部分に実は働きかけている、

そんなお客様の視線が深く深く考えられている商品陳列の仕組み、

私はレジに並んでも暇せず、キョロキョロ見ては考えさせられていました。

 

 

f:id:musashimarumaru:20211027071733j:plain

並べられた無数の商品。それは勝手に目に飛び込んできては、人間の脳に無意識に働きかけてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「視線を熟知する、これがお客様を考えた究極の考え」

 

 

何を意識して何を目的に買いにくるのか、

それはこちらから提示したとしても、

実際に買いに来る人の考えというのは様々で、

こちらで完璧に操作もできない。

 

知らぬ間に、人間の心理的な部分に、

無意識に語りかけているこの見せ方というのは、

自分も知らない、認識することが難しい部分でもあり、

 

「無意識に語りかけられて売られるなんて、勝ち目ないな、、、」

 

なんて、素人の僕はとても感動してしまいました。。。笑

 

 

「やっべ、また気が付いたら期間限定商品買ってるわ。汗」

 

 

私は「期間限定」という言葉に弱いので、効果は絶大みたいです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、今日も感性を研ぎ澄ませて、一日やったりましょう( ゚Д゚)

 

 

 

ついでに一読み↓↓↓↓

www.goroumarumaru.shop